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モバゲーとゲームの話題
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任天堂のDSが発売から4年ほどで世界で1億台を売った。

だが、その任天堂は、ゲームで勝負をせず
ゲーム以外でユーザー層を拡大。

それに対抗してきているのが、
ゲーム屋ではないアップル、というのは
どこか皮肉な構図でもある。


アップルの携帯オーディオ「iPod touch」が、音楽プレーヤーの枠を超え、携帯ゲーム機としても注目を集めている。加速度センサーやマルチタッチによる新感覚ゲームや、アプリストア「App Store」を使ったゲーム配信など、今後の携帯ゲーム業界の流れを変えるかもしれない、iPod touchのゲーム機能に注目した。

【写真と記事詳細はこちら】

●「ニンテンドーDS」の約3分の1の大きさ

 iPod touchは、3.5インチのタッチパネル液晶を搭載し、液晶画面を指でなぞって操作する「タッチ操作」を採用した携帯オーディオプレーヤー。音楽再生のほかにも、動画や写真の閲覧、ゲーム、ウェブブラウザなど、さまざまな機能を搭載する。

 本体サイズは高さ110×幅61.8×厚さ8.5mmで、一般的な携帯電話よりもひと回り大きいが、任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」と比べると、約3分の1程度と小型だ。本体には、十字キーやAボタン、Bボタンといったボタンや、ゲームソフトを差し込むための物理的なスロットはなく、ゲームもタッチ操作のみで行う。

 同じくタッチパネルを搭載した「ニンテンドーDS」との大きな違いは、2点以上の同時タッチ操作が可能な「マルチタッチ」に対応している点。さらに、傾きを感知する「加速度センサー」を搭載し、体感ゲームを楽しむことも可能だ。そのほか、無線LANを内蔵し、ネットワークを利用したオンライン対戦もできる。

●ソフトはすべてダウンロードで購入

 ゲームソフトはすべてアップルのオンラインストア「App Store」からダウンロードする。8GB-32GBの内蔵メモリには、最大100本近いソフトをインストールすることが可能だ。

 ソニーの携帯ゲーム機「プレイステーション・ポータブル(PSP)」や「ニンテンドーDS」でもゲームソフトのオンライン販売は行っているが、パッケージソフトの販売が主流のためか、それほど普及していないようにみえる。ゲームソフトのダウンロード販売は、音楽配信で前例のあるアップルの方が得意なようだ。購入の手順も、音楽と同じでとても使いやすい。

 ダウンロード配信には、バグやソフトの不具合などの修正がアップグレードで対応でき、常に最新の状態で楽しめるというメリットもある。最新バージョンが提供されると、アイコンで教えてくれるので、いちいち「App Store」をチェックする必要はない。

 現在、「App Store」では、約3500タイトルのゲームソフトを販売している。ラインアップも、「オセロ」や「ソリティア」といった定番のミニゲームから、「DanceDanceRevolution」や「ボンバーマン」「Super Monkey Ball」など、往年の人気タイトルも多数揃えている。

 価格は、無料から1200円程度で、700-900円ぐらいのソフトが中心だ。ダウンロード配信により、ディスクの製造費やロイヤリティ、中間マージンなどを抑えることができるので、DSやPSPの新作ソフト3000-5000円程度と比べてもかなり安くなっている。

●パソコンとネットワーク環境が必要

 携帯ゲーム機としても、十分な性能をもつiPod touchだが、いくつかの課題もある。まず、iPod touchでゲームを楽しむには、パソコンとゲームをダウンロードするためのインターネット環境が必須という点だ。小中学生などが気軽に楽しめる、というわけにはいかない。

 また、端末の特性上、長時間プレイするRPGや、すばやいコマンド操作が必要な格闘技ゲームにはあまり向いていない。通勤時や待ち時間など、ちょっとした空き時間に手軽に楽しめる、直感的なゲームが中心になりそうだ。

 まだまだ課題も多いが、携帯電話とも、専用の携帯ゲーム機とも異なる、独特の存在感を放つiPod touch。音楽プレーヤーとしてではなく、ゲームやネットもできるマルチメディアプレーヤーとして見た時、「ポケットサイズ」「直感操作」「ゲーム配信」が一つになった新しいゲーム体験は、とても魅力的に映るだろう。iPodが音楽の楽しみ方を変えたように、今度はiPod touchが携帯ゲーム機の流れを変えるかもしれない。
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